最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
「何か……すまないな;;」



「いや、別に謝らなくても;;」



ようやく、晴香も幸せになれるんやな。

俺は佐由美に。

晴香は本田さんに出会わなければ、人生において、こんな幸せがあるとは気付かなかっただろう。



「さっき、弁護士さんとも話して、婚姻の取消しも完了した。本田さんの協力もあって、すぐやないけど、舜君も彼女のとこに戻れんで」



「そうか」



手に出来んかったよな。
< 279 / 360 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop