最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
「ん゛っ、ンン゛ッ!」



「……出た……」



しかし、空気が読めないらしい海藤さんが来て、私たちは離れた。



「来ちゃ悪いか?」



「別に?」



この憎たらしい態度、何とかならないの?

…もしかして……!

私の事を……?

好きな子はイジメちゃうタイプ?

なーんて。

そんな可愛さを持ち合わせた人じゃない事は重々承知。

そんな可愛さがあったら、私だってキレない。
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