最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
3人でお店に入り、案内されたテーブル席へと行く。

舜の隣に腰を下ろして、私はメニューをいきなり開いた。

最初のビールはお決まりとして、何を食べようかな。

エビチリ?

酢豚は外せないよね。

舜に了解を得ながら、飲み物といくつかの料理を注文し、私は海藤さんを見る。



「なぁ海藤」



「はい」



気ダルそうな海藤さんに舜が声を掛けると、彼は姿勢を正した。
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