最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
「無駄にさせてるのは、立石たちですよ」



「……人のせいにするつもり?」



「じゃあ、違うって言えるか?
俺に仕事させないのは誰だよ!」



「――止めれや海藤」



私に怒鳴った海藤さんにキレた舜は、店員さんに個室を頼んだ。

場所を移し、舜がまた一番に口を開く。



「確かに、下川店長や佐由美の態度では、人のせいにしたくなるかも知れんな?せやけど、放棄したんは結局は自分やろ」



海藤さんはそっぽを向いてる。
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