最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
って、そうじゃないんだって!



「垣本さん!」



「あんたなんか、出会わなきゃ良かった」



「……、」



鞄を取りに行き、本気で帰ろうとしてる垣本さん。

海藤さんは言われた事にショックを受けたようにも見えたけど、接客を続けてる。

私もだけど、海藤さんも相当しくったよね……。



「じゃあね、立石さん」



「良いの?」



「……」



「海藤さん!」



ジャケットを思い切り引っ張っても無反応。
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