最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
「本田さんが店長だった時よりは売上げ低いから!スタッフの安定ないから!!」



「……」



「でも……好きなんだから仕方ないでしょ!!彼女にしてなんか言わないし、仕事では普通に接してよ――ッ!!」



垣本さんの勢いに押されて黙った海藤さん。

しかし、涙ぐみながら想いを叫んだ垣本さんに、目を見開いた。



「ガキだし、自己中だし。もう、嫌いな筈なのに……。何で、好きになっちゃったのかな……っ……」



苦しい、片思いだったんだ。
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