最低で構わないから~好きと言えずに時間は流れる~
…これだから男はダメなんだよ!

ユニフォームを脱ぎ、私が慰めようと足を進めると、髪を掻きむしり、溜め息混じりに垣本さんの元へ行く海藤さん。



「とりあえず落ち着け。そして立て。話は後だ」



垣本さんを立たせ、ハンカチで涙を拭く海藤さん。

そこは手……って、そんな事は彼女にもしなさそうな人。



「垣本さんしか、俺が思う限り、ここで石井の補佐を出来るヤツは居ないから、頼む」



…え?

今、素直に言ったよ!
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