男装姫と愉快なオオカミさん1(更新停滞中)


それからもう今日は解散しようって話しになって駅に向かい電車に乗って揺られること11分。



帰路を歩いていると突然悲鳴が聞こえてきた。




周りを見渡し1つの裏路地が目についた。
薄暗く人通りが皆無な裏路地。




ヤバいと思ったあたしは裏路地に足を向け走り出していた。




「やめてっ!触らないで…いっ……いや…来ないで……」



走って少し進むと電灯もない場所で女の人が塀に背中をつけて怯えているのが目に入ってきた。



< 12 / 53 >

この作品をシェア

pagetop