男装姫と愉快なオオカミさん1(更新停滞中)
「お姉さんの家ってここから近い?」
「はい。ここから歩いて10分程です…」
裏路地から抜けて、電灯があるところに行くとお姉さんの顔がハッキリ見えた。
わぁ…
美人だ。
だからあんなのに狙われちゃうんだ。
納得!
「家まで送るよ。また襲われそうになったら大変でしょ?」
「でも…。あっ君は私の弟と同じ高校に通ってるのね」
あたしの制服を見てパチクリ。
「そうなんだ。だったら何かの縁だし家まで送らないと気が済まないなー」
笑いながら言うと渋々といった感じで承諾してくれた。