男装姫と愉快なオオカミさん1(更新停滞中)


お母さんが困ったときは、女の武器を使いなさいって言ってたから、いつの間にか面倒な時は涙が勝手に出てきていた。








キーンコンカー…





バンッ!





「っ先生!セーフ?!」





急いで走ったけどチャイムと同時に教室に入ったあたし。







「いや、アウトだ!」






「おーのー…」






ガクッと項垂れる。





「先生ー!輝はさっきまで、小林先輩に絡まれてから仕方ないんですよ!」






おぉ!
クラスメイトの…たしか名前は…






「國方くん!ナイス!」




「輝!違うから!國本だから!!」






そ、そうだったのか…。
今まで國方だと思っていたのに。





「裏切られた気分だー!」






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