男装姫と愉快なオオカミさん1(更新停滞中)



「真っ赤になってるじゃないか!
保険委員、橘を保健室に連れてってやれ」






「はーい!」






連れていってくれる人は、國方くんじゃなかった…、國本くんだ。






「でも、授業……サボっちゃうことになるからイヤ……」






首を振って保健室に行かないと示す。





「今回は特別だ。だから、腫れないうちに行ってこい。なっ?」





先生が、あたしの顔を覗いてきた気配がした。



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