男装姫と愉快なオオカミさん1(更新停滞中)
放課後は狙われる子羊!?
ほどよい低い声が聞こえた。
机に伏せてたあたしは顔を上げ、声を出した本体を見た。
「あっ、あー……誰でしたっけ…?」
いつまでたっても物覚えの悪いあたし。
可愛い人とかなら覚えてるけど、流石にこんなイケメンのお兄さんを見た記憶はない。
「今朝あっただろ!」
それに昨日も。と付け足した人を改めて見る。
見ただけで相手を、人一人を殺れる程の眼力……。
「あ!思い出した!大林先輩だ!!」
「誰が大林だ!俺は小林だ!!」