ありがとうのその前に
事実
それからいろいろ話してるうちに家の近くまで来てしまった


『うち、このへんなんだ!』


『あ、そぉなの?』


なんか…まだ離れたくないような複雑な気分だよ


『あのさッ!よかったら夕飯食べてかない?ヒロと2人だし』

『…いいの?』


『うん…』


なんか告白したわけでもないのに照れる…



『お兄ちゃん!一緒に食べようよ♪』


ナイスだヒロ!


『じゃあご馳走なります!』



ニコッて音が本当にするみたいに笑った翔吾がとてもかわいかったな


また心臓がキュンってなった




『で…でけぇ』


家の前に着いた時、翔吾が呟いた


『どうぞ♪あがって!』



翔吾ってば緊張して顔がこわばってる!おもしろい♪


『苦手な食べ物とかある?』


『…ぼそぼそ』



ん?なに?


『あの…聞こえないんだけど』

『だから…にんじん!』



ぷぷッ!かわいすぎる!顔が赤くなってるし!



『りょ~かい♪できるまでヒロと遊んでて』

『ういっす』



なんだか新婚みたいだな…ヒロ以外の人に夕飯作るのなんか初めてかも



昨日は最悪な印象だったのに1日でこんなに印象が変わることってあるんだなぁ



2人はお絵かきして遊んでる


幼稚園みたいだね♪もう先生してんじゃん

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