ありがとうのその前に



『純。続き…純?』


『えッ?あッ…ゴメン!ぼ~っとしてた!』


『ぷッはは!なんじゃそりゃ』




なんとなく純は琴音と雰囲気が似ているところがあるんだよなぁ~






そういえば琴音怒らせたんだった…





どうしよ…





『翔吾って彼女いたんだね!』


そんなことを考えていると純が突然言葉を発した




『ん?あぁ、言ってなかったっけ?』


『初耳!見てみたい♪』


『プリクラ見る?』




俺は琴音に無理矢理貼られた携帯のプリクラを純に見せた





『かわいい子だね…』





ん?なんか元気なくなってねぇか?





『じゅ『あ…昨日この子見たかも…』




『どこで?』



『学校で…迷ってたからココまで案内してあげたんだけど…』




学校?!あいつココに来てたのか?





しかも昨日?!







もしかしなくても怒ってる理由って…





俺はアイスコーヒーを飲んでいる純を見た








絶対そうだ…







『これ』だよなぁ…




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