ありがとうのその前に


あたしは無我夢中で走った




たどり着いたそこは翔吾のアパート





大学に入り翔吾は引っ越した



引っ越して初めて訪れたその場所は小さいけど綺麗な外観だった






ピンポ―ン





あたしは緊張で奮える手でチャイムを鳴らした





いない…







よく考えれば学校か…





あたしは部屋の前に座って待つことにした





すぐ帰ってくるよね?




早く謝りたい




抱きしめてほしいよ…




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