ありがとうのその前に
『俺達は何のために生まれてきたと思う?』
翔吾があたしの目を見つめて問い掛けた
何のため…?
あたしはなんとなくの生き方をしてて…生きてる意味とか生まれてきた意味なんて考えたことなかった
何も言えないあたしを見て翔吾は優しく微笑んだ
『叶えるために生まれてきたんだ』
『叶えるため?』
『そう♪夢を叶えるために生まれてきたんだ』
そうかあたし達は叶えるために生まれてきたんだね
翔吾
あなたは暗い穴の中にいたあたしに光を与えてくれたね
あなたがいなければ、あたしは暗い穴の中に一人ぼっちでもがいてた
翔吾はほんとに太陽みたいな人だね
あたし今すっごく暖かいよ
翔吾を好きになってよかった