ありがとうのその前に
『翔吾くんタコ焼き1舟!!』
『え?はい!』
『琴音もラブラブしないでくれる?!』
『ごめんなさい…』
結衣に説教されていると学級委員が走ってきた
『山崎さん!なにしてるの!ミスコン始まっちゃうよ!』
ミスコン?なにそれ?
『あ!ごめん琴音言うの忘れてた!なんか抜けていい代わりにクラス代表でミスコンに出ろだって』
結衣ちゃん…言うの遅いでしょーが!
『あの~それ辞退とか…』
『できるわけないでしょ。早く行くわよ』
委員長…むごい…
あたしはそのままズルズルと体育館まで連れていかれた
適当に済まして早く帰りたい…
体育館はすでに学校の一部じゃなくてステージ化していた
クラス代表だから1学年5クラスずつの3学年の15人で争うらしい
やる気なし。
『山崎さん!優勝してね!優勝したらクラスの打ち上げ代が浮くんだからね!』
委員長の目が¥マークになっている
まぁ適当にして負けたらいいや。
そう思った時だった