ありがとうのその前に
お弁当の時間、修平がコロッケパンを口に詰め込みながら喋りかけてきた


『おみゃえふぁ~ひょうほとひりはいはほ?』



きちゃないな…しかも何言ってるかわかんないし!


『もお~!ちゃんと食べてから言いなよ!』



結衣に説教されると修平は急いでパンを飲み込んだ




『だ~か~ら~お前翔吾と知り合いなの?って聞いてんの!』


『知り合いってほどじゃない。』



『でもさっき聞いてきた茶髪グレーの目って翔吾のことなんだろ?』




『まぁ…そうだけど…昨日たまたまぶつかっただけだよ』





結衣と修平が疑い深い目をしてチラ見してくる






『…なによ?』



『『それだけ~??』』





ハモるな!!




『当たり前でしょ!』





かっこいいと思った事は内緒にしとこッと…




まだ2人は疑いの目で見てくる…しまいにはコソコソ話をしだす始末…





放っておこう…
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