先輩に恋してもいいですか？

「あっぶねーの」

ちっさ小学生か？いや、中学生だな

てかピアスしてるし
耳の縁？に円のピアスが２つチャラいのか

最近の中学生はすげーな

「君、大丈夫？親は？
中学生だよね....ここ、高校だよ」

髪の毛は明るい茶色だし
まぁ、綺麗な顔立ちだな

「何言ってんの？スズキこの子高校生じゃん？制服みろよ」

「あ？ごめん...高校生とは」

まじか.....

「い、いえ身長低いのは
わかってますんで....」

「１年生だよね？俺ら２年だし
体育館まで案内してあげる」

なに言ってんだ？コイツ

「と、友達呼んできます」

なんだ？はえぇ...

「すげー可愛い
狙っちゃおかなー」

「好きにすれば？」

「あら？凉姫ちゃん珍しく不機嫌
気に入っちゃったー？さっきの子」

「別にそんなんじゃねーよ」

ただちょっとムカついただけだ

「すいません、つれてきました」

なんか、うさぎみたいだな

「うん、じゃあ行く前に名前だけ
聞かせてもらえる？」

「私は山下結衣です」

答えたのはうさぎっぽくない方

「羽沙優姫です」

「結衣ちゃんとうさぎちゃんね
覚えたよ！」

そのまんまじゃねーか...

「私、羽沙です.....」

「ちなみに俺は佐藤　湊(ｻﾄｳ　ﾐﾅﾄ)
だし、よろしくねー」

これは答えなきゃいけねぇのか？

「ナカサカ　スズキ」

「無愛想なやつだけどねー
あ、二人ともフリー」

「アハハ、先輩おもしろーい」

あー、湊うさぎっぽくない方狙ってる

「あ、俺のことは湊ってよんで
何だったら湊先輩でもいいし」

「じゃあ湊先輩でー」

話進むのはぇーよ

って俺はうさぎと並ぶのか