先輩に恋してもいいですか?
「湊、言うぞ」

「え?」

「あんなー湊はな、
中学.....「わーわーわー!」

「聞かないで!スズキごめん」

弱味っていいものだな

「わかったならいいよ」

「弱味握られてるんですね」

「そうなんだよ...うさぎちゃん」

「私は羽沙です」

あーぁ一生聞いてもらえねぇな

「...スズキ先輩って呼んでいいですか」

「いいよ」

「やっったー☆
私のことは優姫でいいんで」

テンションたけぇ....

「名前.....どうやって書くの」

なんで興味もってんだ?変態かよ

「えーっとですね
はねっていう一文字の....」

「うん」

「それにさんずいへんにすくないで
うさで.....」

「うん」

わざわざ自分の手にかく優姫

「やさしいにひめです」

「やさしいにひめ.....ね」

「はい、それでゆひめです」

「可愛い名前」

「え?」

俺、今可愛いって言ったか?

「んー?可愛い名前だねって」

「めずらしースズキが
女の子に可愛いっていってる....」

「珍しくない」

まぁ、珍しいと思うけど

「嬉しいです」

直球すぎ...

「おっと、ここだよ体育館」

「え?もう着いたんですか?」

確かにもう、だ

「うんまたね」

「また、ですよー湊先輩」

「うん結衣ちゃん」

「スズキ先輩また」

「うん、また」

また、か....



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