先輩に恋してもいいですか?

どこを見る? ~SuzukiSide~

今日、アイツ湊と何の話してたんだろ.....


こんなに人が気になるのは初めてだ.....



でも.....俺は......


アイツのことを許せない

奈乃......すべてお前の思う通りだ




ピンポーン

「はーい」


「凉姫先輩!ごはん....」

なぜかこいつは俺の家でごはんだ.....

まぁ俺が呼んだみてーなもんなんんだけど.....


話は優姫が熱から回復したところまでさかのぼる


『凉姫先輩、一緒に帰りましょーよ!』

あの日から登下校は一緒だった

別に嫌じゃなかったし

断る理由もなかった

そして帰ってたときのことだ

『そーいえばお前さ普段なに食べてんの看病行ったとき何も入ってなかったぞ?』

優姫が何を考えてんのかはわかんない

とりあえず『食材がきれてるだけだよ
熱でた日買いにいく予定だったの』

そんな嘘をついている

だって下向いて絶対、目を見ねーんだ

バレバレだろ?


『いつでもいいから俺ん家に食いにこいなんでもつくってやるよ』

その一言だ







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