先輩に恋してもいいですか?
ベランダに出て結衣ちゃんに電話する
5月でもまだ肌寒い
『もしもし結衣です』
時刻は8時
独り暮らしでよかったと思う
『結衣ちゃん?』
『羽沙?どうしたの?
声.....』
あったことをすべて話した
『もうやだ、先輩よくわかんない
入学式のときは可愛いって言ってくれて
名前で呼んでって言ったらいいよって
言ってくれたのに結局呼んでくれないし
今日だって自分が泣かしたかどうか
しか、考えてないんだもん』
『先輩、ひどいね.......でも諦めるの?
まだ恋する許可ももらってないよ?』
『もう、疲れた』
『でも.....『ハックション』
『だ、大丈夫?』
『うん、風邪引いたっぽい
明日休むかも』
『わかった、でも諦めるかどうかは
もう一度考え直してみて?』
『うん、じゃあまたね』
『またね、バイバイ』
結衣ちゃんとの電話を切り
中へはいる
本当にもう疲れたよ
そのままベットに入った