時を越え、君を知る。


一人になった部屋で、わたしは座り込んだ。


知らない、
あんなに真っ直ぐな考えを。
迷いもなく、前へ進んでいる。

力強い、目。


わたしは異端だ。
この時代には酷く似合わない。


「どうして、ここに来ちゃったの?」


もし、理由があるのなら、教えてほしい。
こんなに不安で心細くて。
押し潰されてしまいそうで。


平成が、恋しい。


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