時を越え、君を知る。
部屋に戻り、椅子に腰掛ける。
くるくる回るその椅子を、無駄に回しながら、2013年に想いを馳せた。
学校、家、友達、家族。
わたしの大切なものがたくさん詰まっている時代。
くるり。
そして、19XX年。
まだほんの少ししか経っていないが、間違いなくこの時代でのわたしの時間は動いている。
その中心には長門さんがいて。
乗組員さん達がいて。
少しずつ、少しずつ、わたしの中でこの時代が色づき始めた。
帰りたいけど、もっとこの時代を知りたいとも思う。