好きだったよ、ずっと。【完】
「春夜!!どうしたのっ!?」
「どうしたのって、お前簡単にドア開けんなよ。危ねぇだろ」
「ちゃ、ちゃんとわたしだってカメラくらい見ますー!!」
「とりあえず、上がらせろ」
そう言って俺は朱里の返事を待たずに、玄関へ入った。
「なにしてたんだよ」
「なに、ってお風呂に入ってて…」
そう、朱里の髪は濡れていて毛先からポタポタと水が垂れていた。
俺が早くドアを閉めたかったのは、ノーブラにキャミソール一枚だったから。
下こそは、ちゃんと穿いててくれてたから良かったものの。
…って、全然良くねぇ。
ノーブラにキャミなんて、襲ってくださいと言ってるようなもんだろ。
「それは見れば、分かる。なんでこんな時間に入ってんだよ」
「え、だって…。朝入れなかったから…」
「…でも、夜は入ったんだろ」
「え?あ、うん…」
ラブホって、風呂丸見えだったりするよな…。
うっわ、最悪。
聞かなきゃ良かった。
これで一緒に入ったなんて聞いたら、マジ立ち直れないかも。
俺は軽く頭を振って、そのことを頭の中から吹き飛ばした。
「どうしたのって、お前簡単にドア開けんなよ。危ねぇだろ」
「ちゃ、ちゃんとわたしだってカメラくらい見ますー!!」
「とりあえず、上がらせろ」
そう言って俺は朱里の返事を待たずに、玄関へ入った。
「なにしてたんだよ」
「なに、ってお風呂に入ってて…」
そう、朱里の髪は濡れていて毛先からポタポタと水が垂れていた。
俺が早くドアを閉めたかったのは、ノーブラにキャミソール一枚だったから。
下こそは、ちゃんと穿いててくれてたから良かったものの。
…って、全然良くねぇ。
ノーブラにキャミなんて、襲ってくださいと言ってるようなもんだろ。
「それは見れば、分かる。なんでこんな時間に入ってんだよ」
「え、だって…。朝入れなかったから…」
「…でも、夜は入ったんだろ」
「え?あ、うん…」
ラブホって、風呂丸見えだったりするよな…。
うっわ、最悪。
聞かなきゃ良かった。
これで一緒に入ったなんて聞いたら、マジ立ち直れないかも。
俺は軽く頭を振って、そのことを頭の中から吹き飛ばした。