好きだったよ、ずっと。【完】
「はぁ…。覚えてないってのは、間宮と一緒に入ったから、だろ」



「えっ!?い、一緒に!?入ってない、入ってないよ!!」



朱里はオーバーにリアクションしながらも、否定した。



「じゃぁ、お前。間宮が風呂入ってた時、何してたんだよ」



「えぇ?えーと、布団被ってた…」



「ふーん、間宮が来るの待ってたんだ」



「ち、違うし!!」



「裸で待ってたんだろ?」



「待ってない!!」



はぁ…、ダメだな俺。



間宮と話した時、詮索しないって決めたのに…。



どうしても気になってしまう。



好きになったら、みんなこうなるもんだろ?



俺だけじゃないはず…。
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