好きだったよ、ずっと。【完】
「と、とりあえず上がって!!」
二人は待ち合わせをして、近くのコンビニで飲み物やお菓子を買ってきたらしく、両手に袋を持ちながら、「お邪魔しまーす」と部屋に入った。
「で、話ってのはなによ?」
三人でビールの缶を持ち、乾杯をした矢先、紗希に聞かれわたしはビールを飲むのをやめた。
「あ、うん…。二人には、ちゃんと報告しとこうと思って。あの、わたし課長と付き合うことになりまして…」
なんとなく二人の顔が見れず、若干俯き加減で言うと紗希が驚いたように声を上げた。
「え!?課長って、ウチの木ノ瀬課長のことよね…?」
「うん…、そう…」
わたしは、紗希を見ながら頷いた。
一方、紗央里はというと。
「わぁ!!おめでとー!!わたしも、うれしー!!」
と、二人のテンションは違ってて。
「ちょっと待って。紗央里、この二人が何かあったの知ってたの?」
「えっ、あの、えっと…」
紗希が少し横目で紗央里を見れば、それが怖かったのか、さっきまでのテンションの高い紗央里はどこにもいなくなっていた。
二人は待ち合わせをして、近くのコンビニで飲み物やお菓子を買ってきたらしく、両手に袋を持ちながら、「お邪魔しまーす」と部屋に入った。
「で、話ってのはなによ?」
三人でビールの缶を持ち、乾杯をした矢先、紗希に聞かれわたしはビールを飲むのをやめた。
「あ、うん…。二人には、ちゃんと報告しとこうと思って。あの、わたし課長と付き合うことになりまして…」
なんとなく二人の顔が見れず、若干俯き加減で言うと紗希が驚いたように声を上げた。
「え!?課長って、ウチの木ノ瀬課長のことよね…?」
「うん…、そう…」
わたしは、紗希を見ながら頷いた。
一方、紗央里はというと。
「わぁ!!おめでとー!!わたしも、うれしー!!」
と、二人のテンションは違ってて。
「ちょっと待って。紗央里、この二人が何かあったの知ってたの?」
「えっ、あの、えっと…」
紗希が少し横目で紗央里を見れば、それが怖かったのか、さっきまでのテンションの高い紗央里はどこにもいなくなっていた。