好きだったよ、ずっと。【完】
土日は休みの会社でも、春夜みたく課長クラスになれば、全ての土日が休めるわけじゃなくて。



昨日みたいな、呼び出しがあるらしい。



『悪い、今日は行けるかと思ったけど行けそうにないわ』と、入った受信メール。



『ううん、仕事だもん。仕方ないじゃない。頑張ってね』と、返信した。



するとすぐに、『それは本心か?』と、受信され。



『もちろん本心だけど、ほんとは会いたい』と、送った。



するとまたすぐに、『やっぱ月曜、資料室でヤっちまうか』と、受信。



それについては、スルーすることにした。



「なぁに、ニヤついてんのよ」



「わわっ!!」



突然紗希に、顔を覗かれビビった。



「木ノ瀬課長、でしょ」



「う、うん…」



まだ二人は、起きないと思ってたから油断してた…。



紗央里は…、と顔を見ようとすれば。



「まだ、寝てるわよ」



「そ、そっか…」



でも、紗希に見られたなんて…。



恥ずかしすぎるっ!!
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