好きだったよ、ずっと。【完】
「大丈夫。言わないから」



「あ、ありがとう…」



「それより、付き合う前と付き合った後とじゃ、仕事大変なんじゃない?」



あ、そうだった…。



明日からまた、仕事が始まる。



今までは、付き合う前というか告白する前の関係だったから…。



付き合う前でも、春夜はたびたび資料室で、わたしを抱きしめていた。



じゃぁ、これからは…?



想像しただけで、恥ずかしくなるっ。



「ちょっとー。なにエロイ想像してんのよ。会議室でー、とか止めてよね?」



「そ、そそそんなことするわけ、ないじゃない!!」



「どうだか」



やだっ、紗希が変なこと言うから会議室行く時、用心しちゃうじゃないっ!!



「んー…。二人とも起きてたの。おはよー」



そこへ、紗央里が起きてこの話は終了となった。



二人は、朝ごはんを食べると「また、話そうね!」と、帰って行った。



「あー、なにしようかなぁ」



そんな独り言を呟いた時に、カタンとポストに何かが入る音がして見に行った。




「同窓会…?」



それは、大学のクラスの同窓会のお知らせだった。
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