好きだったよ、ずっと。【完】
「はぁ…、もう…」



一人、資料室に来て紙を確認しながら、資料を出していく。



そこへ、悩みのタネ登場。



「朱里」



そう言って笑顔で入ってくる、わたしの彼氏様はカチャリと当然のように鍵を掛けた。



「ちょっと、春夜っ!!」



わたしはズイッと、春夜に近付いた。



「んー?そんなに俺に会いたかったのか?」



なんて、ちゃっかり勘違いしてきて、わたしをギュッと抱き寄せた。



「ちょっ!?やだっ…」



「ん?なにがイヤ?」



「なにが、って。手!!」



抱きしめてる春夜の手は、わたしのお尻に触れていて、その手はいやらしく動いていた。
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