好きだったよ、ずっと。【完】
楽しみにしていた、同窓会
あっという間に一日一日が過ぎ、今日はもう同窓会の日になった。



「あ、これイイんじゃない?」



「えぇっ!?胸元開きすぎじゃない、これ…」



そんな午前中に、璃香と着ていく服を買いに来たわけで…。



「いいじゃな~い。付き合いたてなんだから、色気ムンムン出しちゃえばっ!」



さっきから、璃香はノリノリなんだ…。



やたらと胸元や、背中が開いたもの、そして下は絶対にショートパンツだって言い張る…。



「そういう璃香は、どうすんのよ」



「え?わたしー?わたしは……」



「璃香は胸が大きいんだから、ガッツリ開けないとねぇ?でしょ?」



絶対、「ううん」とは言わせないんだから!!



結局二人とも、シフォンワンピースに決定。



胸に自信がないわたしは、背中がちょっと大胆に開いた、ちょっと濃いめの青。



胸が大きい璃香は、もちろん谷間が見える、こちらはちょっと濃いめの赤で。
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