好きだったよ、ずっと。【完】
「え?え?だって、璃香ちゃんと結婚するんだよね…?」
「いや、璃香とは別れたからしねぇよ。な、璃香」
「うん、ごめんね…?何かみんなが盛り上がってて、言いだせなかった…」
璃香は、弱々しく笑った。
「えぇっ!?どうして、別れちゃったのー!!」
「そうだよー!!二人は、お似合いなのにさー!!」
あぁ、もう帰りたい…。
ギャーギャー女子たちが騒ぐ中、ちょっと遅れて幹事の中尾くんが喋り始め、やっと部屋が静かになった。
先生も挨拶を済ませ、あとは自由に。
「しゅ、んや。何か食べる、でしょ。わたし、適当に持ってくるねっ」
「あ、朱里!」
みんなの視線が気になり、逃げるように去った。
案の定、わたし抜きの話は、どうして璃香と別れたのかという話題で盛り上がっていた。
部屋が狭いから、聞こえてくる。
でも聞きたくなくて、食べ物を取ることに集中した。
パスタやチャーハン、エビチリにローストビーフ。
野菜も適当に盛り付け、ゆっくりと春夜に近付いた。
「いや、璃香とは別れたからしねぇよ。な、璃香」
「うん、ごめんね…?何かみんなが盛り上がってて、言いだせなかった…」
璃香は、弱々しく笑った。
「えぇっ!?どうして、別れちゃったのー!!」
「そうだよー!!二人は、お似合いなのにさー!!」
あぁ、もう帰りたい…。
ギャーギャー女子たちが騒ぐ中、ちょっと遅れて幹事の中尾くんが喋り始め、やっと部屋が静かになった。
先生も挨拶を済ませ、あとは自由に。
「しゅ、んや。何か食べる、でしょ。わたし、適当に持ってくるねっ」
「あ、朱里!」
みんなの視線が気になり、逃げるように去った。
案の定、わたし抜きの話は、どうして璃香と別れたのかという話題で盛り上がっていた。
部屋が狭いから、聞こえてくる。
でも聞きたくなくて、食べ物を取ることに集中した。
パスタやチャーハン、エビチリにローストビーフ。
野菜も適当に盛り付け、ゆっくりと春夜に近付いた。