好きだったよ、ずっと。【完】
甘い夜、そして…
「大きな通りまで、歩くか」
「うん」
春夜と手を繋ぎ、タクシーを捕まえる為に大きな通りまで歩く。
「璃香は…、大丈夫なの…」
「さぁ」
「さぁ、って…」
あんなに心配してたくせに…。
「俺、もう璃香の彼氏じゃないし。ごめんな、朱里。イヤな思いさせて」
「そ、んなこと…」
そこまで言って、言葉に詰まった。
イヤ、だった。
あんなに、イヤだったじゃない。
なに、ここに来て「イイオンナ」になろうとしてんの。
「じゃぁ、いいのか?俺が璃香と……」
「ダメっ!!」
春夜が璃香と一緒に、楽しそうにしてるのを想像しただけで胸が痛くなる。
「うん」
春夜と手を繋ぎ、タクシーを捕まえる為に大きな通りまで歩く。
「璃香は…、大丈夫なの…」
「さぁ」
「さぁ、って…」
あんなに心配してたくせに…。
「俺、もう璃香の彼氏じゃないし。ごめんな、朱里。イヤな思いさせて」
「そ、んなこと…」
そこまで言って、言葉に詰まった。
イヤ、だった。
あんなに、イヤだったじゃない。
なに、ここに来て「イイオンナ」になろうとしてんの。
「じゃぁ、いいのか?俺が璃香と……」
「ダメっ!!」
春夜が璃香と一緒に、楽しそうにしてるのを想像しただけで胸が痛くなる。