好きだったよ、ずっと。【完】
「朱里は、どうだったの?」



「な、にが…?」



「気持ち良かった?」



そう聞けば、一瞬黙り込み首を横に振った。



「でも、指では気持ち良さそうだったな」



そう言って手を伸ばせば、まだ潤ってる蜜。



それを掬うように動かせば、喘ぎながらもたれかかってきた。



「ほら、どうなの?ねぇ」



「やっ…、やっ…」



「いいよ、何度でもイけよ」



そしてまた朱里は、絶頂を迎えた。



「しゅ、んやぁ…」



「んー?ほしくなったか?」



「……うん」



その言葉が嬉しくて、ゆっくりとベッドへ倒した。



「痛くしないから、力抜いて…」



股を広げ、ゆっくりゆっくりと沈める。



朱里が痛がればやめて…、その繰り返しでやっと一つになった。
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