好きだったよ、ずっと。【完】
「朱里、ヤバイ…」



「え、やっぱ。気持ち良くない…?」



「違うって…。まだ何もしてないのに、イきそう…」



「それって…、気持ちいいの…?」



「あぁ。すげぇ、気持ちいい」



朱里がクスリと笑い、それがなんとも言えない美しさで。



少しずつ動かすも、朱里の反応を楽しむほどの余裕はない。



「朱里、悪い。一回、イかせて…」



「え?あ、うん…」



ごめんと、心の中で謝ると腰を打ちつけた。



「えっ!?ちょっ、やぁっ…!!」



こんな、しょっぱなから激しくするつもりなんか、なかったんだけど…。



俺も限界だ。



何回か打ちつけると、朱里の中で果てた。



「悪い、朱里…」



「痛くしないって、言った!!」



当然朱里は、ご立腹で…。



「でも、激しく喘いでたじゃねぇか」



「なに?」



「いや、なんでもない…」



これは、もう今日できねぇかも…。



でも俺だって限界だったんだ。



仕方ない、よな?
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