好きだったよ、ずっと。【完】
「じゃぁ、俺ここで待ってますからね」
「…うん、ありがとう」
別に対してトイレになんて行きたくもなかったから、仕方なく洗面台、鏡を後ろにし体を預け天井を見上げた。
何の模様もない、ただの真っ白い天井。
岡田くんは、トイレの前まで来ると待ってると言って、わたしを笑顔で見送ってくれた。
数分間ボーッとしたあと、「ヨシ」と小さく呟くとトイレの扉を開け通路に出た。
タイミングが良かったのか悪かったのか、トイレから出れば春夜にベッタリとくっ付いた中村さんと目が合った。
「前田さん、具合大丈夫ですかぁ?」
「あ、うん…。中村さんも、酔っちゃった?」
春夜が目の前にいるのに、どんな顔をしているのか見ることができない。
「そうなんですぅ。酔っちゃってぇ。でも課長が付き合ってくれてぇ。ね、課長?」
「あぁ」
あー、若いっていいな。
いや、若いだけじゃないんだけど…。
中村さんは、可愛すぎる。
こんな可愛い子に、「わたし酔っちゃったみたいでぇ」なんて言われたら、誰だって…、春夜だってクラッときちゃうよね…。
「…うん、ありがとう」
別に対してトイレになんて行きたくもなかったから、仕方なく洗面台、鏡を後ろにし体を預け天井を見上げた。
何の模様もない、ただの真っ白い天井。
岡田くんは、トイレの前まで来ると待ってると言って、わたしを笑顔で見送ってくれた。
数分間ボーッとしたあと、「ヨシ」と小さく呟くとトイレの扉を開け通路に出た。
タイミングが良かったのか悪かったのか、トイレから出れば春夜にベッタリとくっ付いた中村さんと目が合った。
「前田さん、具合大丈夫ですかぁ?」
「あ、うん…。中村さんも、酔っちゃった?」
春夜が目の前にいるのに、どんな顔をしているのか見ることができない。
「そうなんですぅ。酔っちゃってぇ。でも課長が付き合ってくれてぇ。ね、課長?」
「あぁ」
あー、若いっていいな。
いや、若いだけじゃないんだけど…。
中村さんは、可愛すぎる。
こんな可愛い子に、「わたし酔っちゃったみたいでぇ」なんて言われたら、誰だって…、春夜だってクラッときちゃうよね…。