好きだったよ、ずっと。【完】
一夜の関係
俺は、前田の手を引きラブホに入った。
「部屋、どこがいい?」
「ヤれれば、どこでもいい」
大学時代の前田からは想像もできない発言に驚いた。
ヤれればって…。
前田は、こんな奴じゃなかったはずだ。
今野は大学時代から綺麗でクラスでも好きな奴は、たくさんいた。
俺だって、憧れてたし。
前田は、美人ってタイプじゃなかった。
可愛いというのでもなく、ただ良く笑う奴だった。
何があってもケラケラ笑って、「前田が笑うと何だか安心するよなー」って、当時クラスの男どもと話してたっけ。
「もう、ずっと…」ってことは、前田は大学時代から木ノ瀬が好きだったのか?
そんな奴を、どうやって抱けばいいんだよ。
…ったく、面倒なことに巻き込みやがって。
「部屋、どこがいい?」
「ヤれれば、どこでもいい」
大学時代の前田からは想像もできない発言に驚いた。
ヤれればって…。
前田は、こんな奴じゃなかったはずだ。
今野は大学時代から綺麗でクラスでも好きな奴は、たくさんいた。
俺だって、憧れてたし。
前田は、美人ってタイプじゃなかった。
可愛いというのでもなく、ただ良く笑う奴だった。
何があってもケラケラ笑って、「前田が笑うと何だか安心するよなー」って、当時クラスの男どもと話してたっけ。
「もう、ずっと…」ってことは、前田は大学時代から木ノ瀬が好きだったのか?
そんな奴を、どうやって抱けばいいんだよ。
…ったく、面倒なことに巻き込みやがって。