好きだったよ、ずっと。【完】
「もう、いい。今後一切、わたしに触れないで。聡、行こう」
朱里は、キッと俺を睨み付けるとドアに向かって歩き出した。
間宮の腕を引っ張って…。
「ちょっと、待て」
俺は、咄嗟に立ち上がり朱里の腕を掴んだ。
「だから、触んないでって言ったでしょ?聞こえなかったの?」
そういう朱里は、やっぱり無表情で…、なのに俺は。
「お前ら、ホテル行ったのか…?」
どうしても気になった。
関係ないと言われればそれまでだが、朱里が間宮を「聡」と呼んでいて、何かあったのは間違いないと思った。
「泊まってきた。今、ホテルから出てきたとこ。それがなにか?」
やっぱり、泊まったんだな…。
でも俺たちは彼氏彼女じゃない。
朱里が誰とホテルに行こうが、誰とヤろうが関係ないじゃないか。
分かってる。
なのに、どうしてこんなにイラつくんだよっ。
朱里は、キッと俺を睨み付けるとドアに向かって歩き出した。
間宮の腕を引っ張って…。
「ちょっと、待て」
俺は、咄嗟に立ち上がり朱里の腕を掴んだ。
「だから、触んないでって言ったでしょ?聞こえなかったの?」
そういう朱里は、やっぱり無表情で…、なのに俺は。
「お前ら、ホテル行ったのか…?」
どうしても気になった。
関係ないと言われればそれまでだが、朱里が間宮を「聡」と呼んでいて、何かあったのは間違いないと思った。
「泊まってきた。今、ホテルから出てきたとこ。それがなにか?」
やっぱり、泊まったんだな…。
でも俺たちは彼氏彼女じゃない。
朱里が誰とホテルに行こうが、誰とヤろうが関係ないじゃないか。
分かってる。
なのに、どうしてこんなにイラつくんだよっ。