回り道【短編】
一問目。
二問目。
三問目…
「集中できない…。」
髪の毛をクシャリと握って、ノートを見る。
綺麗な字だね。
そう何度も褒められた字が、ぎっしりと詰まったノート。
今までに自分が勉強してきたことが全部かかれている。
ノートを見てたはずなのに…
いつの間にか裕斗に視線が移っていた。
男女数人に囲まれて、バカみたいに笑っている裕斗。
あんな風になりたかった。
そう思えるくらいに素直な目をしている。
良いなぁ…
今までにも何度も思っていること。
何度目かなんて、忘れた。
二問目。
三問目…
「集中できない…。」
髪の毛をクシャリと握って、ノートを見る。
綺麗な字だね。
そう何度も褒められた字が、ぎっしりと詰まったノート。
今までに自分が勉強してきたことが全部かかれている。
ノートを見てたはずなのに…
いつの間にか裕斗に視線が移っていた。
男女数人に囲まれて、バカみたいに笑っている裕斗。
あんな風になりたかった。
そう思えるくらいに素直な目をしている。
良いなぁ…
今までにも何度も思っていること。
何度目かなんて、忘れた。