sweet wolf



途中、机にぶつかり、机が大きな音を立てた。

不良たちが不満そうな顔であたしを見、女子たちはようやく内緒話を始める。

その中で、辛うじて聞き取れたその単語。

それは「大宮先輩」だった。






蓮が何かをしたの?

もしかして、本当に犯人をシメてくれたの!?



胸がじんわりと熱くなった。




< 96 / 312 >

この作品をシェア

pagetop