科学者鈴希&蘭
「・・・・朝から騒がしいな」
と入り口から声が聞こえた。
「お帰りにゃ。ロトン」
ロトンがアカネに近づいた。
「ご苦労だったな。アカネよ」
「その言い方だと、僕はオマエの下僕だと言ってるようにしか聞こえないにゃ」
アカネはロトンを睨んだ。
「だから、何だというのだ?」
「言っとくが、僕は君の下僕になった覚えはないにゃ・・・・その上でた言ってんのかにゃ?」
「フン。なにを抜かすかと思えば・・・・その程度の事か・・・・所詮はただの低脳か・・・・」
「にゃんだと?」
ロトンはアカネを見下すように見た。
「いいか、俺はオマエのようなヤツを俺と同等にはみていない。寧ろ、俺以下の存在だ。そのようにしか見ていない。下僕など、思い上がった発想は直ちに止めてもらいたい」
「・・・・」
「・・・・結局、オマエはこの程度か・・・・。フン、
これに懲りて生意気な口を聞かないでほしいものだな」
そういい残して、ロトンはリビングを出て行った。