科学者鈴希&蘭
「・・・・話って言うのはなにかにゃ?」
「・・・・アカネ、私のことは覚えてる?」
「・・・・覚えてない訳、ないにゃ」
「だよね」
蘭はクスリと笑った。
「全く変わってないにゃ・・・・不老不死にでもなったのかにゃ?」
キラリとアカネの目が光った。
「・・・・なんで・・・・そう思うの?」
「外見が全然変わってないにゃ。それに、君らの技術をもってすれば簡単じゃないのかにゃ?」
「・・・・まぁ、そう言うことにしておく。・・・・それより・・・・」
蘭はクルリと椅子を回す。
「なにか隠していることが有るんじゃない?」
ピクリとアカネが動いた。
「図星・・・・かな?」
「・・・・なんの事かにゃ?か「ロトンの事・・・・かな?」
「・・・・」
「図星?」
「鋭いにゃあ。探偵にでも、なれるんじゃないかにゃ?」
アカネは目を細めて蘭を見た。
「どうも」
蘭は素っ気なく答えた。