科学者鈴希&蘭
「・・・・クラン、酷いかな・・・・ちょっとだけ・・・・
いや、酷いよ、うん。酷い。酷すぎる」
廊下に一人残された、
「・・・・蘭と僕、間違えるなんて・・・・」
鈴希が呟いた。
「・・・・つい、嘘付いちゃったじゃん・・・・全く、
そんなに似てんのかな・・・・それとも、寝ぼけてるのかな・・・・」
そんな事をぼやきながら蘭の部屋に向かった。
「らーんー♪あっさだよー♪おきぶべらっ!」
鈴希が吹っ飛んだ。
「あ、ごめん。ドア開けて」
「い、いや・・・・(めっちゃ痛かったけど)・・・・大丈夫だよ・・・・」
苦笑いしながら答える。
蘭がドアを開けると必ず吹っ飛んでしまう。
堪えられないくらいに思いっきり開けて来るからだ。
(っあ!寝起きの蘭っ!ヤバい・・・・。写メ撮りてぇ!)
「・・・・鈴希?」
「ッハッ!」
思わず、顔を覆っていた。