科学者鈴希&蘭
シヅの部屋にて
『今日は疲れただろう。ゆっくり休むと良い』
という、蘭の言葉でシヅは解放された。
部屋に入るとシヅはベットに向かい、
ばふん
倒れ込んだ。
「・・・・疲れたなぁ・・・・」
しばらく、寝っ転がって、
「・・・・紅茶、飲もうかな」
部屋にあるキッチンを使おうと立ち上がった。
コンコン
「・・・・どちら様ですか?」
「・・・・僕にゃ」
「・・・・アカネか・・・・どうぞ」
「失礼するにゃ」
キィ・・・・
「どうしたの?」
「・・・・キリから聞いたにゃ。紅茶、淹れるの、
上手いって聞いたから、飲ましてもらおうかと思ってにゃ・・・・」
アカネは部屋の中央にあるテーブルの所に行き、適当に座った。
「・・・・いや、今日は止めておこうかにゃ・・・・失礼するにゃ」
アカネは立ち上がって、帰ろうとする。
「あ、ま、待って!」
アカネは振り返って
「なんにゃ?」
と言った。
「今、丁度淹れるところだったから、折角だし
・・・・飲んでいってよ!」
「・・・・良いのかにゃ?」
「も、勿論!」
「・・・・有り難うにゃ・・・・ありがたく頂くにゃ」
「じゃあ、待ってて」
シヅは紅茶を淹れに向かった。