科学者鈴希&蘭
隔離室前
蘭はパスワードを入れた。
「よし!開けるよ」
「うん」
鈴希は勢い良くドアを開けた。
「皆さん、こんにちは~!」
「「「「「・・・・」」」」」
五人は一斉に鈴希を見た。
「・・・・誰ですの?」
「あははっ!ごめん。僕は朝霧鈴希。コッチは双子の妹の蘭。よろしくね」
「・・・・あ・・・・この子・・・・黒蝶だ・・・・」
「な・・・・何故?私が黒蝶だと?」
「・・・・それは・・・・」
「やはり、私は人間になっても美しいからですか!?」
「・・・・え・・・・」
「まぁ!なんと言うことでしょう!人間になっても私は美しいだなんてっ!なんと罪な女なのでしょう!」
「・・・・」
「あぁ!全ては蝶だったころの努力のたまものですわ!オホホホホ!」
「・・・・そこまで言ってなかったにゃ・・・・自己中なのにゃ・・・・」
「・・・・あ・・・・あそこの子・・・・赤猫・・・・」
指を指された女の子は
「正解にゃん」
と答えた。