☆マリッジ☆リングス☆
父親ということ
土曜日の早朝に・・・
さゆりはせいの運動会用のお弁当作りをしていた。
「あなた・・・座席取ってきてよね!!」
今日は、保育園の運動会
両親揃って、息子の応援に行く。
こんな時間が本当は大切で・・・
でも、さゆりも聡も
お互いのパートナーは外にいるなんて・・・
せいはそんなこと知らない。
「パパ・・早くぅ・・・」せいは久々に聡にベッタリだった。
「いい感じ・・・・」さゆりはせいの大好きなチキンナゲットもカラッと揚げ・・・
卵焼きも・・・おにぎりも・・・せっせとお弁当箱に詰めていく。
「せい~がんばって~」せいがゴールめがけて全速力疾走する・・・
「せい・・・」聡は、ビデオカメラを回していた。
「こっちだ・・・せい・・・」初めてビデオカメラを回したのは
せいがその足を地につけ、1歩を踏み出した時。
「嬉しかった・・・」
今は、全力で走っていた。
ゴール前でカメラを構えていた聡は、そんなせいが小さな勇者に見えた。
「この子と離れられるのか・・?・・・いやできない・・・」
そんな想いが浮いては消え・・・
こんな賑やかな運動会の中で
父親ってことを再確認している聡だった。
「もう・・・うまく撮れた?今の・・・?」
さゆりはせいを抱っこしていた。
「次・・・親子綱引き。せいと出るんだよ。あなた。」
「おう。」聡はカメラを手渡し、せいをその胸に受け取る。
「パパ・・・頑張ろ!!」
せいは聡にギュッとしがみついて離れない。
「おいおい・・・キツイよ・・・」聡はこのギュ!が大好きだった。
さゆりはせいの運動会用のお弁当作りをしていた。
「あなた・・・座席取ってきてよね!!」
今日は、保育園の運動会
両親揃って、息子の応援に行く。
こんな時間が本当は大切で・・・
でも、さゆりも聡も
お互いのパートナーは外にいるなんて・・・
せいはそんなこと知らない。
「パパ・・早くぅ・・・」せいは久々に聡にベッタリだった。
「いい感じ・・・・」さゆりはせいの大好きなチキンナゲットもカラッと揚げ・・・
卵焼きも・・・おにぎりも・・・せっせとお弁当箱に詰めていく。
「せい~がんばって~」せいがゴールめがけて全速力疾走する・・・
「せい・・・」聡は、ビデオカメラを回していた。
「こっちだ・・・せい・・・」初めてビデオカメラを回したのは
せいがその足を地につけ、1歩を踏み出した時。
「嬉しかった・・・」
今は、全力で走っていた。
ゴール前でカメラを構えていた聡は、そんなせいが小さな勇者に見えた。
「この子と離れられるのか・・?・・・いやできない・・・」
そんな想いが浮いては消え・・・
こんな賑やかな運動会の中で
父親ってことを再確認している聡だった。
「もう・・・うまく撮れた?今の・・・?」
さゆりはせいを抱っこしていた。
「次・・・親子綱引き。せいと出るんだよ。あなた。」
「おう。」聡はカメラを手渡し、せいをその胸に受け取る。
「パパ・・・頑張ろ!!」
せいは聡にギュッとしがみついて離れない。
「おいおい・・・キツイよ・・・」聡はこのギュ!が大好きだった。