☆マリッジ☆リングス☆
逢瀬
「久保さん・・・」さゆりはちょっとだけ残業と言って
せいを母親に預けて、夜の街で久保と待ち合わせしていた。
「どうしたんだよ。」久保はさゆりの表情が尋常ではないくらいに青白く
その手を握った。
「冷たいな・・・大丈夫なのか?本当に・・・」
メールで散々、愚痴を聞いてもらってはいたがそれではダメだった。
「ごめんなさい・・・」さゆりは一時でも久保の温かさを求めてしまった。
「話せる?」
「うん・・・」
2人は繁華街から、ホテル街へ・・・
とにかくぬくもりが欲しい・・・
さゆりは久保だけには自分を見せられたのかもしれない。
「主人が別れたいって・・・でも、わたし・・・」
「もちろん。離婚なんてありえないよ。子供だって小さいんだ。」
「でも、たぶん、別居にはなるわ・・・」
母に相談するのも時間の問題だった。
「母に知られたら、絶対、別居。せいはどうなるの?」
「もちろん・・・母親のほうに着くさ。」
「なんで・・・父親なのに、なんでせいと離れられるのよ・・・」
さゆりはどこまでも子供を守ろうとする。その言葉は久保は心が痛んだ。
「俺は、さゆりの味方だから。」
「ありがとう」
さゆりの逢瀬はいつも以上に熱く
女として今は夫である聡よりも久保のほうに愛情を注いでいた。
「こんなにいい母親だし、いい女なのにな・・・」
久保はそう言いながらさゆりを慰める。
さゆりは久保と一緒になることなんて考えてもいないし
ただこうして束の間の癒し合いが本当に嬉しくて
「いつまでもこうしてて・・・・」
「ああ・・・もちろん・・・」
2人の関係は聡の離婚と共に深まっていった。
「旦那もこうして恋人と楽しんでいるんだよな・・・」
久保は何気なくそう言ってはいるが
まさか、相手が聡と結婚したがっているなんて
さゆりは後になって知ることとなった・・・。
せいを母親に預けて、夜の街で久保と待ち合わせしていた。
「どうしたんだよ。」久保はさゆりの表情が尋常ではないくらいに青白く
その手を握った。
「冷たいな・・・大丈夫なのか?本当に・・・」
メールで散々、愚痴を聞いてもらってはいたがそれではダメだった。
「ごめんなさい・・・」さゆりは一時でも久保の温かさを求めてしまった。
「話せる?」
「うん・・・」
2人は繁華街から、ホテル街へ・・・
とにかくぬくもりが欲しい・・・
さゆりは久保だけには自分を見せられたのかもしれない。
「主人が別れたいって・・・でも、わたし・・・」
「もちろん。離婚なんてありえないよ。子供だって小さいんだ。」
「でも、たぶん、別居にはなるわ・・・」
母に相談するのも時間の問題だった。
「母に知られたら、絶対、別居。せいはどうなるの?」
「もちろん・・・母親のほうに着くさ。」
「なんで・・・父親なのに、なんでせいと離れられるのよ・・・」
さゆりはどこまでも子供を守ろうとする。その言葉は久保は心が痛んだ。
「俺は、さゆりの味方だから。」
「ありがとう」
さゆりの逢瀬はいつも以上に熱く
女として今は夫である聡よりも久保のほうに愛情を注いでいた。
「こんなにいい母親だし、いい女なのにな・・・」
久保はそう言いながらさゆりを慰める。
さゆりは久保と一緒になることなんて考えてもいないし
ただこうして束の間の癒し合いが本当に嬉しくて
「いつまでもこうしてて・・・・」
「ああ・・・もちろん・・・」
2人の関係は聡の離婚と共に深まっていった。
「旦那もこうして恋人と楽しんでいるんだよな・・・」
久保は何気なくそう言ってはいるが
まさか、相手が聡と結婚したがっているなんて
さゆりは後になって知ることとなった・・・。