苺みるく

いきなり潤斗が抱き着いてきて……

びっくりした。あぁ―顔真っ赤だぁ………ヤバイ。


｢だから彼女はいねぇよ？｣


｢………ん。｣


｢なんで元カノを振ったか分かる？｣


｢え………？｣


ホントに分からない!!!


｢好きな人がいたからだよ。ってかすぐそばにいるんだけどね……？｣


抱き着いた体を離す。


｢玲子、お前だよ。｣


潤斗はそう言って優しく頭を撫でた。


｢うっ、うそだあ～え～ん…｣


嬉しすぎて涙が止まらない。


｢いや、まぢだから。玲子が好きだ。だから、玲子は俺の事どう思ってる!?｣


あたしは多分何があっても潤斗を思う気持ちは変わらないと思う。


｢あたしも潤斗が好きだよ……｣


｢泣くなよ玲子～。…俺と付き合ってくれる？｣


｢うん。｣


｢俺、玲子の事大好きだから。｣


｢あたしも。｣


そう言って潤斗はあたしの涙を拭いて、キスをした。

その瞬間はとても甘く、とっても幸せな時間だった。

潤斗と両想いになれて嬉しかった。

ず―っと潤斗と一緒にいたい、そう思った。