苺みるく

ライバル

潤斗とはあの日以来毎日一緒に帰ったり、友達だった時よりたくさんしゃべったりしている。


｢玲子～最近幸せそうじゃぁん♪｣


｢えっそう！？｣


｢うん♪｣


香音には潤斗に告白された次の日に報告していた。

香音は自分のことのように喜んでくれた。


｢まぁ翔と香音のラブラブさには負けるけどねぇ～（笑）｣


｢なにそれっ！！｣


｢玲子、そろそろ帰ろーぜ！｣


話の間に入ってきたのは…潤斗だ。


｢香音も翔と待ち合わせしてるからもう行くね♪バイバァイ！｣


｢うん、バイバイ★｣


｢よし、俺たちも行くかっ！！｣


｢うん♪｣


｢そーいえばさぁ、この前玲子の事校門で待ってた《りゅう》ってやつ、しょっちゅう玲子のとこに来てんの？？｣


｢えっりゅう！？｣


りゅうね話が出てくるなんて思わなかったから、ビックリした。


｢前、お前の事待ってたって聞いてマヂムカついた！！｣


そっか……だから潤斗はあの時先に帰っちゃったんだ…


｢玲子は俺て付き合ってるんだから、何かあったら言えよ！？｣


潤斗はそう言うと顔を真っ赤にしていた。


｢うん、わかった。｣


｢一応あいつの携帯番号教えといて！！｣


｢玲子のこと心配だし…｣

｢潤斗って意外に心配とかするんだねえ！（笑）｣


｢うっせー！！わりぃか！？｣


｢んーん、嬉しいよ！？｣


すると潤斗はあたしの手を握って嬉しそうな顔をしていた。

そのまま家まで歩いた。