苺みるく
それから、あたしたちは幸せな日々を送っていた。

まさか潤斗とりゅうがあんな事になるとは思いもしていなかった。

昼休みあたしは香音としゃべっていた。

そんな時…ブーブーブー。


「携帯鳴ってるよ!?」


「あっホントだ!誰だろ??」


携帯を開くと、ディスプレイには《りゅう》の文字が。


「りゅうからメールだ。」


「りゅうって幼なじみの!?」


「うん。何だろ??」


久々のりゅうからのメール。


[TO]玲子
[FROM]りゅう
放課後あいてる!?
良かったら一緒に帰らない??


こんなメールの内容だった。あたしは、


[TO]りゅう
[FROM]玲子
ゴメン!!
一緒には帰れない。
また誘って!?


と返信した。すると、


[TO]玲子
[FROM]りゅう
そっか~。わかった。
じゃあ、またな。


と返ってきた。


「りゅう君なんて??」


「うん!?あっ、一緒に帰らないかって。でも断った。」


「何で??」


「だって放課後も潤斗と一緒にいたいじゃん!?(笑)」


そう、あたしが断った理由は潤斗。潤斗と一緒にいたかったから。


「玲子たちもラブラブだね♪」


「そうかなあ(笑)」


次の日、またりゅうからメールがきた。内容は昨日と同じ。

あたしはまた断った。それから毎日のようにメールがくる。

『一緒に帰ろう。』しつこかった…

やっぱ潤斗に言った方が良いのかな!?
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